Attack

暴力団の攻撃・脅しの手口

暴力団の攻撃パターン

接近
暴力団は、資金獲得のため目標を定め、様々な名目で接近を図ってきます。
攻撃
事業者との接触に成功すると、いろいろな理由をこじつけて因縁を付けたり、無理難題をふっかけるなど、
あらゆる脅しのテクニックを用いて、恐怖、困惑等、心理的な威圧をかけてきます。
目標達成
再攻撃
事業者が特別に便宜を図った場合、目的を達成したということで、一旦は姿を消しますが、
その事業者は「くみしやすい人物」とランク付けされ、
当該暴力団や場合によっては別の暴力団から再攻撃を受けることがあります。

暴力団の脅しのテクニック

相手に恐怖感を与える
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目的を達成するためには、まず自分が暴力団であることを対応者に分からせる必要があり、そうすることにより、対応者が勝手に暴力団のイメージで怖がってくれるのです。しかし、「おれは○○組の者や」などと暴力団を前面に出して脅せば、恐喝罪、強要罪等により逮捕されるおそれのあることを知っています。また、以前は、名刺もよく使われましたが、最近では【おれの面子も立ててくれ・血の気の多い若い衆が黙っていない】などと、口調を荒げた言葉遣いで、暗に自分が暴力団員であることを誇示するケースが増えています。

精神的・肉体的に疲れさせる
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対応者を精神的・肉体的に疲れさせ、その結果、要求を受けさせようと画策します。その方法として、【長時間居座る・電話で再三要求する・大勢で押しかける】などがあります。そして、これもすぐには刑法等に触れないよう、細心の注意を払って行います。

業務を妨害する

表だって妨害すれば取締りの対象となります。そこで、政治活動等に名を借りたりして、【街宣活動等を繰り返す・大勢で周辺をうろつく・忙しい時間帯に面会を求める】などの方法により、間接的に妨害をしてきます。

役割を分担する

対応者から便宜を引き出しやすくするため、強引に要求を突き付ける役と、適当な妥協案を提示して話をまとめる役というように、「脅し役」と「なだめ役」の役割分担をしています。